振り返り

忘れたころに合格体験記

皆さんは合格体験記って呼んだことありますよねきっと。これこれのおかげで○○大学に!とかそういうやつ。当然私も中学高校と、在学時代はそういうものをさんざん目にしてきたわけですけれど、いざ自分が卒業するにあたって、担任団から合格体験記の募集がかかったんですよね。なんかその時初めて、あ、ほんとに卒業生が書いてるんだと実感したというか。別にヤラセだとか疑っていたわけではないけれど、あ本当に前の世代の人たちがしっかり書いてくれていたのかーと思ったわけなんです。

で、私は受験期に自分の中では一番くらいにしんどい思いをしたので、その戒めも兼ねて何か書けることがないかなーとずっと考えていたわけなんです。頭回らなくて計算とかができなかった分、言葉だけは異様に漏れ出てきたのでね、何かしら書けるんちゃうかと思ったわけなんです。

というわけでいざ!筆をとったわけなんですね。
ところがですねえ、いざ自分の経験を交えて激励を書こうとしたときに、受験後間もない時で、自分の中でそのしんどさをまだ昇華できていなかったのかもしれないですけど、どうもラフに書けないんですよねー。ここまで書いちゃうとこれから受験に臨もうとしている下級生たちを怖がらせてしまうなあとか。自分が今年受験生だ!と思っている時にこんなもの読まされたらおびえて頑張れなくなってしまうかも…?とか。

てなわけで肝心の自分の体験について書きあぐねているうちに…

締め切り過ぎてました☆

ほんまになにしてんねん

というわけで未完成かつ締め切り破りの合格体験記ですが、せっかくあるのでこの場で晒そうかと。完成させようかとも思いましたが、当時の自分のテンションには到底なれず、したがってギャグどころか文章の調子さえ再現することができなかったので潔く諦めました。未完成です。最後の方、堪えかねた今の自分からツッコミが入るくらいに未完成ですが出します。

本文*********
他の卒業生の皆さんは希望溢れる 激励を書いていると思うので、私は敢えて受験生活の暗い側面について触れたいと思います。

伝えたいことは
1:日々の取り組みかた
2:総合型入試とは
3:反面教師にしてほしいこと

1
授業を真剣に受けましょう。知ってる、って感じですね。耳どころか目にもタコのフレーズでしょう。だから言い方を変えます。「受ける」じゃ生ぬるいです。飲み込んでください。授業を飲み下して、きっちり消化してください。今になって分かります。授業には大切なことが詰まりに詰まっていました。
隙間時間をいかに使うかも大切ですね。例えば世界史の小テストが返ってきたら、なおす前にサッと答えを再確認するとか。例えば下校時間に、その日の授業内容をできるだけ全て思い返すとか。

2
総合型選抜や推薦入試は、条件が揃っている人は積極的に受けた方がいいと思います。受験機会が一回増える上、自分の将来を真剣に考える良い機会になるからです。これこそまさに一石二鳥。でもその石が途轍もなく重たい(泣)。いろいろな書類を書かなければいけなくて、高校時代に頑張ったことも書きますが、大学入学後や卒業後の設計についても書きます。大変難しいお題です。だって分からないじゃないですかそんな先のこと。とまあぼやきながら、自分の中に少ししかなかった将来への見通しをちょっとずつちょっとずつ頑張って育てて、沢山の資料を見て、悩みに悩んで書き上げました。案外書けます。

こういう文章を書かなければいけない形式の入試を受けるなら、早くから準備しておくべきです。考えなければならないことが多いからです。私は夏休み前から受験を考え出しましたが、本格的に文章を考え始めたのは9月からでした。行き帰りの電車の中でちょっとずつ書き足していく方式で、1ヶ月ほどで仕上げました。準備のペースとしてはこれくらいが一般的のようでしたが、夏休み中に書いておいたらどんなに楽だったかと後悔しています。
少しでも受けようかなと思ったら、それはもう受けるつもりで準備を進めておくと良いと思います。もし受けないと決めても、自分の将来を真剣に考えた時間は決して無駄ではないはずです。

3
さあメインイベント、私が体験した怖い話です。楽しくはないです。けれど皆さんには絶対にこうなってほしくありませんから、是非反面教師にしてください。

○○先生へ(当時の進路指導担当)

かなり感傷的になってしまいました
この文が後輩たちに不安を与えるだけだと判断されたら、掲載しないでいただいて構いません。
ですが、後輩たちには誰一人として、受験期の私のようになってほしくはありません。そのためにも、絶対にこうしてはいけないという例を示しておきたいです。自分は受験生活に対して強い不安を抱えながら1年過ごしました。
とにかく参考になるものが欲しかったです。
どのようにでも編集していただいて構わないので、3だけでも掲載していただきたいです。

(じゃあ3について書いとけよ)

私自身、よく寝ろよく食べろとのアドバイスを様々な場面で耳にしてきて、分かったつもりでいましたが身に沁みておらず、また実行できてもいませんでした。どの学年でもそういう子は一定数いると思います。当時の自分が、どう言われたらアドバイスを真剣に受け入れたのかは分かりませんが、具体的な事例を聞いていたらもう少しは真剣になったのかな、と思います。これは先生方へのお願いでもあります。受験期にこれはするな、という指導をする時、具体的な事例を交えると良いと思います。

(なんやねん偉そうに)

***********(本文終わり)

はい、とまあこんな感じでした。いやー恥ずかしい。

とにかく私が受験生に伝えたいことはもうこれだけです。

体調には本当に注意して。

よく寝て、よく食べて、よく笑ってください。