独り言

可愛いって言われて嬉しかったのか?

今までパートナーに、結構な頻度で可愛いと伝えてきた。本気でそう思っている。
もちろんかっこいいとも思う。
でもかっこいい、は彼に対して常に思っている事だし、実際彼は常にかっこいい姿で周囲に接している。と思う。少なくとも、可愛らしいところは、周囲にあまり見せていないように思える。
となると、何か特別なことを表現できるほかの形容詞が欲しくて、そうなると「可愛い」が最も手の届きやすいところにあったっていう感じ。

ああでも、手近にあったからといってそれを使いまわすようでは芸がないな。もっとその場その場にふさわしい言葉を考えだすべきなんだ。その努力をせずに省エネで相手を褒めようとしていたのか私は?
可愛いもかっこいいも、省エネ状態でもいえる言葉だと思ってしまう。あまりにシンプルで、あまりに広い意味を含んでいるから。
もっと他に言葉があるはず。愛おしい、愛らしい、心打たれる?ちょっと違うか。
とにかく、まだまだ使える言葉はあるはず。

自分に置き換えて考えてみた。
私自身は「可愛い」も「かっこいい」も誉め言葉で、基本的にはいつ言われても嬉しい。
いや、いつ言われても、を掘り下げてみるとまだ要求があった。
甘めの服を着ているときは「可愛い」と言ってほしいし、大人っぽい感じなら「綺麗」と言ってほしい、スタイリッシュな恰好だったら「かっこいい」と言われるのが一番うれしい。
シチュエーションによって一番欲しい言葉は変わる。
かっこいいと思ってほしいのに可愛いと言われたとき。そう、そこで私に引き付けて考えると、自分が期待していた反応とは違ったけれど、まあ褒められたことに変わりはないし素直に受け取っておくか、くらいになる。だから特に問題はない。
あくまで私にとっての話、だけど。

じゃああの人は?
本当は「かっこいい」と言ってほしいのに、「可愛い」と言われることに寂しさを感じてはいないか?
嫌な思いをさせてきたのではないか?
それなのに、自分が伝えたいからと言って、自分の気持ちを、自分が扱いやすいからと言って簡単な4文字に託した。私の意図したところが、そっくりそのまま相手に伝わることなんてなかったのかもしれない。

もっと言葉と向き合うべきだ。もっと言葉を知るべきだ。自分の感情を適切に言い表せるようになるために、もっと言葉の扱いに長けた自分になりたい。
あと、相手に対する本当の気遣いも必要だ。

親しき仲にも礼儀あり、というだろう?

知らないうちに無理をさせたりつらい思いをさせたりして、ある日突然突き放されるのが一番怖い。