独り言

牛乳、飲んでる?

牛乳が好きだ。唐突だけど今回はこの話しかしない。牛乳。白い気高いアイツ。曲線的なガラスのコップに注ぐと、より素敵なものに見える…のは私だけ?

こういうやつ↓

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お前、タンブラーグラスっていうのか!本来はお酒が似合うはずなのにな、ごめんな、私の都合で牛乳ばっか注ぎ続けて…でも綺麗だよ 

↑どうでもええし、なんなら調べていくとタンブラーなのかグラスなのかコップなのか、その辺の分類って難しいみたいで面倒になってきました。もう…君はグラスでいいや。丸いグラス。うん。

はい。いつからだろう、これだけ牛乳が好きになったのは。もともと牛乳はそこそこに好きだったはずだけど、給食を経て少し苦手になりました。ビン牛乳のほうが、紙パックのにおいがしないからいいよねと周りの大人たちは言っていたけれど、私はむしろビン牛乳のほうが苦手でした。冷蔵庫から出されて教室まで運ばれて、食事が始まる頃には生ぬるくなった牛乳。飲み口から口を離すたびにそこに残る白い液体が、何とはなしに不快に感じられて。紙パックが吸収してくれるはずの乳臭さがガラス壁で反射して、私の中にダイレクトに入り込んでくる感覚も苦手でした。銭湯でしっかり冷えたビン牛乳を飲んでも、やはり同じような感覚だったなあ。でも家で、紙パックからコップに注いで飲む牛乳は嫌いじゃなかった。つまりはビン入りの牛乳が好みではなかったということ?好みって不思議なものですねー当人の謎のこだわりが隠れているんですね。

給食時代は牛乳を好まない子が多くて、一部の牛乳愛好家が一人で3人分ほど消費しているのが日常でした。当時牛乳が苦手と言っていた人たちは、牛乳の何が苦手だったのかなあ。

じゃあいつからだろう、こんなに牛乳を求めるようになったのは。ビン牛乳とお別れしてからかな。何か飲みたい!と思ったときに、今までならジュースとか、なければお茶とか飲んできましたけど、自分から牛乳に手を伸ばすようになりましたね。


牛乳は、私の中で常に温かいイメージがあります。実際の温度の話ではなくて、牛乳を見たときに抱くイメージの話。もとは血液であると知ってからか、牛乳に対して妙なぬくもりと生命力のようなものを感じるようになりました。北海道で乳しぼり体験をした時の、母牛の体温の記憶がずっと残っているのかもしれないですね。やわらかくて暖かい乳房に触れて、細長い乳首に手のひらを添わせ、指を一本ずつ折りたたむように絞るのだと教わりました。乳しぼりの上手下手は顕著に表れます。ド素人の絞りは、シリンジで液体を押し出した時くらいの細い白しか生まない。このスピードではバケツ一杯満たす前に、牝牛も私も疲れてしまう。でも隣の案内人さんは、うどんくらいの白を私よりも手早く引き出している…そんなもんです。

そんな牛乳のまわりに色々な「加工乳」という枠も増えてきている。脂肪分多め、少なめ、ほぼ完全に脂肪を除去したもの、カルシウムやビタミンDを添加したもの。海外にもいろんな種類の加工乳があり、お国柄によって乳脂肪分の割合が少しずつ変わるから面白いと、誰かの旅行エッセイで読みました。自分でも試してみたいです。

興味に応じてこういった加工乳を購入することもあるけれど、牛乳も絶対に買います。特に低温殺菌牛乳のファンはやめられない!あのさわやかな香りがたまらない!少し贅沢な品なので、料理に入れたりコーヒーや紅茶に入れたりはしたくない。ただそのままの風味を、そのままで楽しみたい。温めてもいいけれど、冷たいままでも十分美味しい。むしろ温める時間が待てないくらいにすぐ飲みたい。そんな感じです。低温殺菌牛乳は、一般のスーパーでも販売されているけれど、大抵普段の牛乳の倍くらいの値段がついている。でもたまに行くスーパーの一つに、定期的に牛乳の割引をしているところがあって、もし運が良ければ40%引きとかになっている。それを見ると許可が下りたような気分で、低温殺菌様に手を伸ばす。別に欲しいと思ったのなら、買えばよいのにね。

いろいろ言うたけど、結局今は牛乳大好きです。低温殺菌牛乳が飲みたくなりました。
また乳しぼりしたい。

追伸)というわけで近所で一番大きいスーパーに行ったところ、そこは低温殺菌牛乳を取り扱っていなかった…